第9回 受賞作
存在のすべてを
塩田 武士
(2023年9月、朝日新聞出版刊)
選考委員
浅田 次郎
小池 真理子
髙樹 のぶ子
宮本 輝
渡辺淳一文学賞
創設の趣旨
昭和・平成を代表する作家であり、豊富で多彩な作品世界を多岐にわたり生み出した渡辺淳一氏の功績をたたえ、純文学・大衆文学の枠を超えた、人間心理に深く迫る豊潤な物語性をもった小説作品を顕彰します。
渡辺淳一 プロフィール
1933年北海道生まれ。1958年に札幌医科大学医学部卒業後、母校の整形外科講師をつとめるかたわら小説を執筆。1970年、『光と影』で第63回直木賞を受賞。1980年、『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年、紫綬褒章を受章。同年、菊池寛賞を受賞。2014年4月30日没。
- 【主催】
- (株)集英社 (公財)一ツ橋綜合財団
- 【対象作品】
- 前年1月〜12月に刊行された単行本および単行本未刊行の文庫で、日本語で書かれた小説作品
- 【賞】
- 正賞=記念品 副賞=200万円
- 【発表】
- 「すばる」「小説すばる」